心晴side


私は藤原心晴


勉強もそこそこできて
ルックスもいい方
結構もててる?らしい

で、さっきの罰ゲームの相手が

菊池秀

こいつは私が一番嫌いな相手

私の男版って感じ
勉強も毎回トップ
ルックスもいいからすごくもてて女子にちやほやされてる
噂によると、女を取っ替え引っ替えしてるとか

まぁ、そのルックスじゃ女子もよってくるわけよね.....


って、ただの僻みだよこれじゃ

そんなことを言ってる間にみなさんはかってにもりあがっていて

「おっ、それいいな」
「悔しいけど、心晴ならいいじゃん?」
「おれ藤原さん狙いだったのにな」
「そんなこと言ったら私は秀くん狙いだったわよ!」


などといろいろな意見が聞こえている


私はもちろん

「お断りします。

絶対に嫌よ
どうして好きでもない人と付き合わなくちゃいけないのよ!」

あはは
願い下げだわ
いくらかっこよくても願い下げだわ

「擬似恋愛だから好きじゃなくて当たり前だろw」

と笑われた

「うぅ...」

クソ...
てか秀の方も断われよ
てかアイツ話聞いてないでしょ

とか思ってたら

「別にいいよ
藤原かわいいし、というか綺麗だし
擬似恋愛だかなんだか知らねぇけど
藤原いいよな?」


いやいやいや良くねぇよ

「いや、やだってば!」


「はーい!
じゃ決定
藤原と秀は恋人(仮)だから仲良くな
まず、アド交換でもしろよ」

私の話も聞かず勝手に決ってるし
はぁ、どうすんのさ
秀君親衛隊の人達に呪われるよ

実際今の段階で睨まれてるし

そんなわたしをよそに
「はい
俺のアド入れといた

おい、こっち向け」

と、カメラに顔をやった瞬間肩を抱かれ

パシャ.....

ぇ.....

「秀ダイタンダナ」

「藤原さんずるい」

そう
今写真を撮られました
ただのツーショットなら許す
だがこいつは、私の肩を抱きホッペにキスしたのだ

ありえない

ありえない

夢だよね?


全員唖然としてる

だってさっき適当に説明したけど
この秀ってクールで無口でちやほやされても何も喋らないようなやつで無自覚

だからこんなこと引き受けるとも思わなかったし、こんな大胆な事されるとも思ってなかった


「な、なにするのよ!///」

「いや、ツーショット?
恋人なんだしいいでしょ?ニヤ」

「よ、良くないわよ!
ニヤじゃない!恋人と言っても仮でしょ!
消しなさいよ!」