心晴side


聞かれて思った

どこにするかかんがえてなかった


[もしもーし?


きこえてる?]


あっ


[えっ


あ、うん

聞こえてる大丈夫


どっちでも大丈夫だよ]



いや、うん

うちも空いてるし


[俺の家その日は無理そうだな



お前の家は会いてる?



むりならファミレスとかいこーぜ]


[うちは空いてるよ~


もし良かったら丸一日くる?



昼挟んでとかなら私ご飯作るけど]


勢いで誘ってしまった


でも、嫌いだった筈なのにもっとあそびた言って思っちゃってたからちょうどいいや
あれ
何も聞こえない


[秀君?


流石に無理かな?]


[え、いや全然


そんなにお世話になっちゃっていいのかなと思って

あと、心晴のご飯食べてみたいし]



な、なにそれ
恥ずかしい


[そ、そう言う事か


何時からにしよっか?]



動揺しまくっちゃった



[うーん

何時から家会いてる?]



[8時に親たちが出掛けるからそこからなら私暇だよ


なんかさー
全然関係ないんだけど実はさ両親と弟が三人で旅行行っちゃうんだよね


それでひとり寂しいから誘ったのもあるんだ

もし無理だったらどうしようかと思ったよ]