その日はとても満月がとても綺麗な夜だった。 そんな中、私は必死に声を抑えながら泣いていた。 ここなら、泣いても大丈夫……。 すると背後から気配を感じた。 お母様たちかと、一瞬不安になった。 が。 その不安は直ぐに消えた。 見ると、そこには同い年くらいの男の子が立っていた。