放課後。
「……」
扉をかすかに開け、じ-っと教室を見つめる琴羽。
「…あのなぁ…、怪しすぎ…」
その頭をバコッ、と鞄で叩かれる。
顔を上げると、呆れ顔の蓮が立っていた。
「な、なんでいんのっ?!」
驚いて指を指す琴羽を睨み付ける。
「誰に指差してんだよ」
「ぎゃんっ!!」
頭を鷲掴みにされる。
…と。
「え、なんで!?」
「しっ…、聞こえるって」
「ちょっと写メ写メ!!」
解放され、涙目になりながらいつの間にやら集まっていた女子生徒に目をやる。
「……」
ん…
なんだなんだ??
頭に?マークを浮かべていると、その中の1人が呟いた。
「やっぱカッコイイよね、小宮くん」
ぴた、と琴羽の動きが止まる。
自分より背の高いクラスメートを見る。
「…ん??」
「……っ」
琴羽の視線に気付いた蓮が、見下ろしてくる。
不覚にもドキッとしてしまう琴羽。
「な、なんでも」
「はぁ??」
ぱっ、と顔を反らす琴羽に怪訝そうな顔をしていると、ガラッ…と扉が開いた。
「……何してんの」
立っていたのは、呆れ半分の表情をした未花だった。
「……」
扉をかすかに開け、じ-っと教室を見つめる琴羽。
「…あのなぁ…、怪しすぎ…」
その頭をバコッ、と鞄で叩かれる。
顔を上げると、呆れ顔の蓮が立っていた。
「な、なんでいんのっ?!」
驚いて指を指す琴羽を睨み付ける。
「誰に指差してんだよ」
「ぎゃんっ!!」
頭を鷲掴みにされる。
…と。
「え、なんで!?」
「しっ…、聞こえるって」
「ちょっと写メ写メ!!」
解放され、涙目になりながらいつの間にやら集まっていた女子生徒に目をやる。
「……」
ん…
なんだなんだ??
頭に?マークを浮かべていると、その中の1人が呟いた。
「やっぱカッコイイよね、小宮くん」
ぴた、と琴羽の動きが止まる。
自分より背の高いクラスメートを見る。
「…ん??」
「……っ」
琴羽の視線に気付いた蓮が、見下ろしてくる。
不覚にもドキッとしてしまう琴羽。
「な、なんでも」
「はぁ??」
ぱっ、と顔を反らす琴羽に怪訝そうな顔をしていると、ガラッ…と扉が開いた。
「……何してんの」
立っていたのは、呆れ半分の表情をした未花だった。

