「そりゃ、さあ…お前らのせいだろ」
「え…」
小海の変貌に驚いた。今まで飲めとは格段に違う。かなり強い眼光だった。俺は圧倒されていた。
「…どういうことだ」
小海の眼光は変わらなかった。
「お前らが追い出したんだろ。すべてを否定してな。ただ信じていなかっただけ、で済まされるような問題じゃない。殺したも同然だ」
小海はまた水飲み場に座り、きつい眼光から今度は悲しい目つきに変わった。うつむいて続ける。
「昔、錬金術、魔法なんかが実際に研究されていた。だが成果は得られなかった。それは種がなかったせい。この地球を創ったのは種まく者と言われている。その種まく者がまき忘れたせいだったんだ。そして種まく者の代わりに神が種をまいた。魔法と錬金術の実験は成功した。しかしその成功は遅く、もう魔女狩りは始まっていた。犠牲者は計り知れない。魔法というだけで裁かれたんだからな。それにその周りの人も同じように殺された。錬金術は化学に変わっていた。現代の技術に欠かせないものとなったが、錬金術であればもっと簡単に出来る。それは夢となっていた。誰も信じなくなっていた。そうして追いやられた魔法使いや錬金術師は逃げて隠れ住むことになった。そこがバミューダだ。そこは魔女狩りなんてやっていない、絶好の場所だ。それに世界の果てだし…俺の言う幕じゃないか」
小海はまた立ち上がり、そして俺の横を通る時、一言だけ言った。
「過去の出来事は今になっても語り継がれる。忘れるな、人間よ」
俺は小海の行く先を見ようとしたが、もうそこにいなかった。どこにいるかと辺りを見回す。やはりいない。
どうしようと呆然としている俺の頭の中に、ある言葉がこだました。小海の最後の一言だった。忘れるな、人間よ。あいつも人間じゃないのか。それにあの話はなんだ。魔女狩りという単語は記憶にあるが、ここまで複雑なものだとは思わなかった。本当の話なのか。種まく者だって変な話だ。世界の創造者だなんて、小説の中だけの話だと思っていた。バミューダは世界の果て?なぜだ。バミューダの向こうはヨーロッパだ。果てなんて北極か南極じゃないのか。
「え…」
小海の変貌に驚いた。今まで飲めとは格段に違う。かなり強い眼光だった。俺は圧倒されていた。
「…どういうことだ」
小海の眼光は変わらなかった。
「お前らが追い出したんだろ。すべてを否定してな。ただ信じていなかっただけ、で済まされるような問題じゃない。殺したも同然だ」
小海はまた水飲み場に座り、きつい眼光から今度は悲しい目つきに変わった。うつむいて続ける。
「昔、錬金術、魔法なんかが実際に研究されていた。だが成果は得られなかった。それは種がなかったせい。この地球を創ったのは種まく者と言われている。その種まく者がまき忘れたせいだったんだ。そして種まく者の代わりに神が種をまいた。魔法と錬金術の実験は成功した。しかしその成功は遅く、もう魔女狩りは始まっていた。犠牲者は計り知れない。魔法というだけで裁かれたんだからな。それにその周りの人も同じように殺された。錬金術は化学に変わっていた。現代の技術に欠かせないものとなったが、錬金術であればもっと簡単に出来る。それは夢となっていた。誰も信じなくなっていた。そうして追いやられた魔法使いや錬金術師は逃げて隠れ住むことになった。そこがバミューダだ。そこは魔女狩りなんてやっていない、絶好の場所だ。それに世界の果てだし…俺の言う幕じゃないか」
小海はまた立ち上がり、そして俺の横を通る時、一言だけ言った。
「過去の出来事は今になっても語り継がれる。忘れるな、人間よ」
俺は小海の行く先を見ようとしたが、もうそこにいなかった。どこにいるかと辺りを見回す。やはりいない。
どうしようと呆然としている俺の頭の中に、ある言葉がこだました。小海の最後の一言だった。忘れるな、人間よ。あいつも人間じゃないのか。それにあの話はなんだ。魔女狩りという単語は記憶にあるが、ここまで複雑なものだとは思わなかった。本当の話なのか。種まく者だって変な話だ。世界の創造者だなんて、小説の中だけの話だと思っていた。バミューダは世界の果て?なぜだ。バミューダの向こうはヨーロッパだ。果てなんて北極か南極じゃないのか。



