塚本咲希

これが、あたしの名前。

希が咲く、なんてそんな名前、つけないで欲しかった。

なんて、ぼやいたって、何も変わらない。


もう、仕方のないことなんだ。これは生まれた時から、あたしに課せられた試練なのだから。