〜side遥〜




なぜっっ?なぜっっ?私が退学⁇
意味がわからない。








「そう言えば少しまえまでは心友って言ってたなかだったなぁ…」そういって
机の隅にはってある鈴香とのプリクラを眺める。




四年前、、
「遥ちゃん♪どこからきたのぉ?」

「前の学校はお友達いっぱい⁇」



小学六年生の春、親が離婚して引っ越すことになった。

見慣れない顔にクラスメイトは目を丸くしながら質問責めしてくる。


でも…嬉しくなかった。
だって大好きなママがいないんだもん。

つまらない。


「遥って言うの⁇珍しい漢字だね。いいなぁ…」




「遥って名前はね、ママがつけてくれたの!」


声をかけてきたのは鈴香だった。
みんなは物珍しそうに私をみていたけど
鈴香はちがった。物としてみずにちゃんと人としてみてくれたから。




そんな友達を裏切ったわたしは退学して当然。謝りたいけど、素直になれない。




鈴香に会いたい。姿だけでいいから…