「君、小さくて可愛いね」 そう言って手にのっけられた ヒヨコのあたしが人間の話が分かるなんて 陸はちっとも思ってないんだろうな 「あのね、昔ヒヨコみたいに可愛い幼馴 染みがいたんだ」 陸が突然あたしに向かって話し出した