授業が始まっても俺は美蘭ばかりを
チラチラ見てた。らしい。
ー四時間目ー
「じゃあ〜古賀。これ解いてみろ」
「…は?」
なんで俺?
「お前今日日直だし。ちょうどいいわ」
いやいや、なんもよくないわ。
しゃーねー。解いてやるよ。
そして黒板を見た。
ちょっと待て。
「…それ、習ってねぇだろ」
「あは。ばれた?」
ばれた?じゃねぇよ。
「んな問題解けるやついんのか?」
「いるぞー」
ほぅ。
「誰か言ってみろよ」
「そんなの俺に決まってんだろ!☆」
バチンとウインクまで決めやがった。
「ふざけんなよ」
あー、うぜぇー!
「悪い悪い。いるよ本当に。桜庭」
え。
「お前なら解けるだろ。古賀の代わりに解いてやってくれねぇ?頼むわ!」
そう言われると美蘭は
伏せていた目を担任に向け
静かに席を立った。

