学園王子の恋した相手




「ん〜美味しかった」

俺はご飯を食べ終えた。

「にしても、静かだな。屋上って」

吹き抜ける風が心地いい。

俺が美蘭に話を振ろうとしたら

「ハルって…昔何かあった?」

そう聞かれた。

「…なんで、そう思う」

「女子と話してるときのハル。あれってキャラ作ってるでしょう?」

「…さすが美蘭。でも…」

美蘭が気づいているように、
俺にも気づいていることがあった。

「美蘭も何かあるんだろう?」

そう言い放つと

美蘭は少し目を細めてこちらを見た。


「…ハルって感はいいのね」

いつになく落ち着いた声でそう言った。