学園王子の恋した相手


カツカツという音だけが教室に響く。

今朝の界隈で綾も言ってたが、
美蘭は学園一の美少女だ。

だからまぁ、クラスの男子も
美蘭のことを顔を赤くして見てるわけで。

俺、すんげぇやつ好きになっちまったんだな…。

そう思った時。

チョークの音が消えた。

ふと前を見ると

「できました」

そう言って美蘭は席へ着いた。


「さすが桜庭。正解だ」

うわ…。

美蘭すげぇ…。


美蘭が問題を解いたところで
四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。