それは駅から出た途端の洗礼だった。

やるじゃないか。なんて怒りの寒さだ。
姫たちは一体何人いるのか。
とりあえず緊急時の連絡網はしっかりしているようだ。
僕の高校はここからわずか歩いて十分ほどの所にある。みんな何かしら手を使ったのか。学校までの道のりで歩いているのは僕だけだ。

降りしきる雪の中、歩く一人の学生。真っ白な世界で黒の学生服の僕はもはや勝ち目がない盤上のゲームだ。