「いやほんとほんと。なんか好きになってしまったらしいんだって。あいつももっと男らしくどんと告ればいいのにね」

二人の間にようやく笑みがこぼれた。でもまだ西自身この状況が読めないでいるようだ。

「ほんとに?」

「うん」

「なんか下うつむいて俺に突然言ってきたんだって」

彼女の顔が少し赤くなったようだ。やっぱりかわいい。

いや。
ちょっと待て。
この状況ってすごくまずくないか?
顔を赤く?
え?

「え、これはどーしたらいいのかな?」
「あ!あ!えっと俺の携帯とりあえず教えるから。うん」
「あ、はい」

とりあえず彼女と駅前で別れ最終目標は達した。

だが何か違うぞ。