「久範は・・・さ。こんなに謝らなくちゃいけなかったのかな?どう思う?」

「あ、僕には・・・わかりません」
視界をゼロにしたかった。
こう聞かれているが、高校での事件に触れてはいけないことはわかっている。


「そう・・・。久範は、うちの子はこんなに苦しまなくちゃいけないのかな・・・」


「こんなに謝らなくてもいいんだよ・・・」
おばさんは溢れる涙を両手で押さえ外の景色に目をやった。