教室に戻ると、三人が何か期待した目付きで近付いてきた。


ア「歯ノリになんて怒られたん?」


ヒ「今朝のは明らかに不純だよね♪」


二人はニヤニヤしながらあたしをつっつく。


「笑い事じゃないよぉ…思わず失言して大笑いされたんだから」


エ「え!?あんた何言ったの!?」


「彼は…私の王子様です。って」


ヒ「ぶははは!」


ア「そりゃ笑われるわぁ」

「だ〜から笑い事じゃないっての!」


エ「バカなこと言ったね(笑)」


エミはストンと椅子に腰を下ろした。