「やめて…放して!」
あたしは必死に抵抗したが、男の力には敵わなかった。
「やだよ。俺、ハルカのコト大好き。」
「…?」
「あ、勘違いしないでよ?信頼してた奴に裏切られた時のその目…サイコーだよなぁ?怯えてる?怖い?ねぇ?」
なに…。この人オカシイ…。
「…昔近所にいた犬がさぁ…。俺にすごい懐いてたんだよね。でも俺…動物って大嫌いだから」
なんの話をしてるの…?
「とりあえずは餌やったり遊んだりしてやってたのよ。そしたらますます懐いて……ウザかったからじゃれついてきた時思いっきり蹴り飛ばしてやったんだ。そしたら?どうなったと思う?」
マサトがあたしの腕を掴んでグッと力を入れる。
「痛い…やめて、お願い」
