北条先輩「…。」

詩織「先輩?どうしました?」

北条先輩「ごめん。俺、他に好きな子できた。本当にごめん。わかれて。」

詩織「なんで!?誰なの!?私の知ってる人?嫌だ!別れない!浮気でも二股でもいいから!」

北条先輩「ごめん。本当に純情な子なんだ。だから本気で狙いにいかないと。」

詩織「だれなの?」

北条先輩「詩織ちゃんの親友の萌笑ちゃんだよ…。本当にごめん。告白、嬉しかったよ。」

萌笑なら仕方ない。そう思ってしまう。可愛さでは絶対に勝てないから…。
私に無いものをたくさんもってる。

詩織「バイバイ」

北条先輩「ごめん。バイバイ。」

初恋だったのに。