冷たいアイツ

本当に話は飛ぶけど…

今、あたしは、タケと篠と一緒にタケの家へ向かっていた。



「俺らの人生って早く過ぎるな~」


「本当だよな~。渉と知り合ったのなんて二年前だもんな」


「だねぇ~」





今日は、卒業式だった。


もちろん、あたしたちのね。




お別れ会…って事でもないけど、タケの家で「お疲れ会」をやることにした。



「ま、高校離れないしなぁ」


「同じとこ受かってよかったよね」


「ってか、理由つけんの大変だった…」




あたしと篠は、ちょうど同じ所を受けた。
タケは、就職希望を突然変更して、あたしたちと同じ高校に受かった。
何だかんだ言って、うちらは離れる気がない。



「同じ時間の電車だよな」


「タケ起きれんの~??」


「うるせぇょ!!」



語尾がちっちゃくなってる…って事は、自信ないんだぁ!!


「自信ないくせに…」


篠が小さな声でつぶやいた。

きっとタケには聞こえてる。


「さらっと言うなぁ!!」


タケも…図星だったんだ…。