冷たいアイツ

はぁ…。


あたしは、自分の机に伏せてため息をついた。


――コツンッ

頭を軽くたたかれる感じがして、起き上がる。


「何落ちてんの??」



隣に立っていたのは、篠だった。
久しぶりに話す篠は、変な感じがして。


「ん~??何でタケなんだろうって思ってさ~」


意味不明だ。

「何が??」

篠に聞かれる。

「好きなのが…」



篠はハハッ!って笑って、言う。


「そんなの…ハハッ!!」


まだ笑い続ける。
そんなにおかしいですかぁ??


「ごめんね、柄じゃなくて」


「そんなこと…ないだろ?
 渉ってさ、可愛いよね」


ありがと。

それだけいって、また机に伏せた。




「そう言えば、篠にそういう人っていないの??」


篠は、「そういう人??」て言って、首をかしげた。


「あたしみたいに想う人」


「俺は、渉かなぁ!?」


「そっか。ありがと。で、真面目に!!」


「えっ、真面目に…」


「本気で??」


「本気で」


そっか。


そこで、あたしたちの会話は途切れた。



「好きじゃなかったら一緒にいないしな…」



「ん??なんか言った??」




「べっつに~」