冷たいアイツ

家に帰ると、制服を脱ぐ。

汚さないようにハンガーにかけた。


なんか疲れたなぁ…。
半日だったのに…なんでこんなに疲れるんだか。

でも、何か、つまんなそうなクラス…。
真面目って言うか、友達できるかなぁ。

ま、心配ないか。



疲れていて、すぐに眠ってしまった。


夢を見た。
みんなが仲良くて、楽しいクラスにいた。
でも、あたしは浮いていた。

もう一人の男の子も浮いていた…。
あたしと同じように…………。





そこで目は覚める。


登下校は、バスだから時間に遅れるわけには行かない。

あたしは急いで家を出た。