冷たいアイツ


その日をきっかけに、篠とはあんまり接しなくなり、休み時間はタケのところに行くことが多くなった。


あたしとタケの中で強くなったことがある。




――お互い想い合ってる事を信じてよう――




タケが、そう言ってくれた。


それが、何よりも嬉しくて…。




でも、二人でいる時間は、逆にだんだん減ってきた。






教室で、男子がキャッチボールをし始めた。
紙の球で。


篠が、その中にいた。


あたしが、タケと話していると、必ずボールをぶつけてくる。


何でだよ!!




「あいつさぁ、俺とお前が一緒にいると、邪魔してくること多くない??」


「そう??」


「そんな感じした」


「そんなことないと思うけど…」


「もしかして…」


「ん??」



なんでもない、と言って、タケは黙った。