ビターな彼氏の甘い誘惑


*

いつものように、
乾杯の音頭が入って、
いつものように、
誰かの注文の声。

そして、
ざわつきながら
いつものように
飲み会がスタート。


「・・・だよね?利理ちゃん?」
「えぇー?そぉなんですかぁ?」

なれなれしいなぁ。
確か、
営業の・・・

ふいに、手を重ねられて
ぞわっとなる。

・・・やぁ、これは、セクハラかなぁ。


「、あっ、海人部長。
 お疲れ様ですぅ。」

気が付いたふりして、
少し離れた席の部長に向かって
立ち上がる。

まぁ、何人かの女子に囲まれていたが、
そんなことは気にしない。

だって、
同じ部署なんだもの。


部長は、やっぱり嫌な顔一つせず
にこりと笑う。

ふわっとした雰囲気で
一瞬 ピリッとした雰囲気を なごます。

「はい。お疲れ様、加藤さん。」
「えぇ、そろそろ
 綾菜さんも来るはずですぅ。」

さりげなく、アピール。