ビターな彼氏の甘い誘惑


今にも倒れそうな彼女を
支えようと手を差し伸べたら
ぱしぃと払われる。

「・・・っ。加藤さん、
 あのっ、その。
 津川君とは、その・・・」

つ が わ ??

あぁ、営業の津川さん?


「津川さんって、
 営業部のですか?えぇと、嶋野さん。」

ちらっとネームプレートを確認する。

だって、
私、彼女とはあんまり面識がない。

同期の香川君と仲のいい3つぐらい年上の
総務のかわいい『ななちゃん』
おっとりした感じの『女の子』

いま、初めて嶋野さんってわかったし。

「っていうか、
 どういう意味ですかぁ?
 津川さんと・・・寝たかって意味ですかぁ?」

ド、ストレートに聞いてみる。
だぁって、
さっさと飲み会に行きたいし。


よくわからないけど、
呉羽部長も迎えに来てくれるっていうし。


だから、
ちょっと調子に乗っちゃってたんだと思うの。