シンパイ? 心配・・・って言った? そういった彼の顔は、 また 不機嫌そうに、眉間にしわを寄せて、 ・・・怒っているようにしか見えませんけど・・・ 何も言えずに 少しうつむいているとーーー ふわりと 静かに彼の手が私のほほに触れて 私の顔を上げる。 びくっと体が震えた。 「あ。悪い。」 彼は、すぐに 手をどける。 驚くほどヒヤッとした手・・・ いつからーー待ってたの? なんだか、 悪いのはこっちのような気分になってしまう。