聞いたときは、”そんな人がいるんだ”
くらいだった。
体育館に近づくにつれて
すごい悲鳴のような応援が聞こえる。
体育館の入口は人がいっぱいで
しかも、南高校の生徒で、
中学三年生の私達は少し通りにくかった。
「ミサト~諦めて違う部活の見学行こっか―。」
確かにこの状態じゃバスケ部の見学は
無理そうだった。
するとその時、
「…道、あけてくれない?」
低くて、優しい声。
くらいだった。
体育館に近づくにつれて
すごい悲鳴のような応援が聞こえる。
体育館の入口は人がいっぱいで
しかも、南高校の生徒で、
中学三年生の私達は少し通りにくかった。
「ミサト~諦めて違う部活の見学行こっか―。」
確かにこの状態じゃバスケ部の見学は
無理そうだった。
するとその時、
「…道、あけてくれない?」
低くて、優しい声。
