アイツの真っ直ぐな気持ちが痛くて、涙があふれ出す。


『…一緒にいるの、辛いの。』


その瞬間、アイツに抱きしめられた。


今までで1番強い力で、わたしをきつく、抱きしめる。


『ゴメン…。』


アイツの腕の中でわたしがそう言った瞬間、アイツの唇で口を塞がれる。


わたしをきつく抱きしめる腕は、わたしの自由を奪う一。


長い、長いキス。


『やめて…!』


やっとの思いで唇を離した時、アイツは強い力で、わたしをベッドへ引き倒した。


『…いや!』


熱っぽいアイツの体が、わたしに覆い被さった。