別れたオトコと会う時は

アイツが、真剣な顔でわたしを見つめている。


わたしはその視線に見守られているのを身体中で感じながら、心を込めて言葉を送る。


『いつまでも…二人が幸せでいることを心から祈っています一。』


奈津美ちゃんの瞳から、キラキラ輝く涙が溢れてて一


今度はわたしが奈津美ちゃんにウインクのお返しをした。


その時、わたしの瞳からもキラキラとたくさんの思い出が頬を伝った。






拍手に包まれながら席に戻ると、優しい笑顔でアイツが迎えてくれた。



わたしはアイツに笑顔を見せて、アイツの隣に腰を下ろす。