紗那は、


「めんどくさかった。」

って言って止めてくれなかったんだよ?!?!


有り得るか?

それよりさ、ビール買えたわけ?


「よくビール買えたな。未成年者飲酒禁止だぞ。世の中。いや、日本。か。」


「コネだよ。コネ。」


コネか。

うちはビール樽ごとだな。


結城財閥が経営してる居酒屋チェーン店があるからソコから配達してもらってる。


だから桜龍は酒豪がたくさんいるにも関わらず、必ず倉庫には酒樽が有り余るほどある。


「それと。海斗。綺羅。


あれほど、いらんもん買ってくんな。


って言わなかったか?」

「ご、ごごごごごめん!でもさっ!花火買ってきたんだよ!!ね??」


「そ、そうだぞ。花火買ってきたんだよ!!」




「ああ”?

花火×6個も買ってくる奴がいるか!

打ち上げなんかやるわけねーだろ!ソッコーで海から出されるぞ?


てか、イルカってなんだよ!イルカって!


お菓子とかいらんだろうが!わかってんのか?ああ”?ふざけんなよ!お前ら!!!!」



その時、


「その辺にしとけよ。理沙。」



と紗那が言った。


「ああ”?てめぇも止めろよな!


こんな大量にかってきやがって! 

止めろよ絶対何があってもな!!


そうじゃないとコイツら暴走しまくんぞ?!」



「あ、ああ。ごめん。」



あ。言い過ぎた?


「ごめん。言い過ぎた。」


「いや、大丈夫だ。」