ワイワイとしばらく騒いでいると、目的地についた。
「「海だー!」」
さっしのとおり、今の声は三咲と綺羅だよ。
私も嬉しいんだけど、流石に叫びはしない。
「じゃ、着替えてくる。」
「行ってらっしゃーい!」
そのまま更衣室に向かっていると、
「おねーさんたち2人?僕らと遊ばない?」
と変なん奴に声をかけられた。
「連れいるから。」
三咲が冷たく言い放つ。
男嫌いなんだよね。奏汰のおかげで少し直ってるけど。
「そんな事言わずに!ねっ?」
しつこいな。
「しつこいよ。あんたら。連れがいるって言ってんだろ。」
少し殺気を出しながら言う。
「お、女の癖に調子のってんなよ!」
そう言って殴りかかってくる男。
私はそれをヒョイとよけて
溝うちをいれてやった。
バタ
と倒れた男を無視し、私逹は再び更衣室に向かった。



