ワケあり地味子と全国No.1暴走族?!Ⅰ



「なにがいいわけ?」


「何でもいいのっ?」


「まぁね。流石にエスカルゴとかは無理だけど。」


「じゃあ、ハンバーグで!」


子供みたいなチョイス………………。

ま、いいか。


「わかった。そこら辺座っといて。」



「やった~!!三咲~!遊ぼー?」


ソファーに座っている三咲と遊ぼうとして、テーブルの角に足をぶつけてる綺羅。



それを馬鹿にして鼻で笑う海斗。


で、的確な意見を言ってる翔。



海斗と綺羅をブラックスマイルで注意する奏汰。


それに怯える綺羅と海斗を見て笑いをこらえている三咲。


「なんか似てるな…………。」



「なにとなにが似てんの?」

「へ?あ、紗那。いいの?アッチに混ざらなくて。」


「ああ。五月蠅いしな。」



「ふーん。本当似てるね。」


「だから、何が似てんだよ。」


「銀狼と桜龍が。」


「はっ?どこがにてんだよ。」



「キャラが丸かぶりだから。この光景をよく見る。」



「ふーん。そうか。そういやさ、残りの幹部も同じ学校なのか?」



「そうだよ。fiveナイトの皆。」



「あいつ等が?」


「そ。他に下っ端君逹もいるよ。確か、紗那逹のクラスにもいるよ。」