紗那side~



理沙が撃たれたあの日から、もう2ヵ月たつ。



いまだに目をさます気配のない理沙。



あれから毎日ここにきているんだ。



理沙が目を覚ましたときに、一番近くにいたいから。




「お前も、少しは寝ろよ。」




「ああ。」



海斗達が出て行き、個室の病室は静かになった。



「なぁ、理沙、早く起きてくれ。」




その時、




ピク





と、理沙が動いた。





……………………………動いた?




「理沙、理沙!!!!!!!理沙」







「う、う”~ん。


う、煩い。紗那。」





「理沙!!!!!!!」




起きた!