「お前、最近上の空だよな。」
何かあった?なんて心配してくれる。
やっぱり圭介は一番の親友だ。
「いや…。彩がおかしいんだ。」
昨日の事だ。
あれから彩とはお昼を共にした。
昨日は違った。
いつもは俺のしょうもない話にも笑ってくれるのに。
彩は話の相づちも返事も曖昧で元気がなかった。
正直すごく心配だ。
彩にもし何かがあったら、立ち直れない。
それほど、彩は大切で守ってあげると誓ったから。
今日のお昼、彩に聞き出すつもりだ。
無理矢理話させるつもりはない。
できる限り彩にむりさせたくないし、俺を頼ってほしい。
そんなこんなで迎えた昼休み。


