あたしこそが最愛最高の姫である








「れーーいっ。どこ連れて行ってくれる?」







「んー、どこでもいいぞ?ショッピングモールでもいいし、水族館でもどこでも自由に」









「んじゃぁ……。買い物行きたいっ」








「ならちょっと遠いけど車で隣町のデカいショッピングモール行くか?好きなものなんでも買えばいい」







「ふふふ、玲好き好きホント好きーっ!」






まぁ玲はあたしを存分に甘やかしてくれる。







多分お兄ちゃんじゃなかったら本気で恋してたかも。






でもまぁ血がつながってるし、恋愛感情を持っているわけではない。







「嬉しいこと言ってくれんなぁ。俺もこんな可愛い妹持てて幸せだわ」






「じゃ、こんな可愛すぎて目に入れてもいたくない妹に新しいネックレス買って~?」






「お安い御用で。いいやつ使ってやるよ」








兄がここまでイケメンだと辛いわ。






でもずっと欲しかった新しいnewデザインのネックレスが買ってもらえることになってよかった。






ちょーっとばかし……いや、結構お高いから半分あきらめてたけど。







玲の存在を忘れてた。







玲に頼めば何でも買ってくれるけど、最近は玲の仕事が忙しそうだったし。







ラッキーの一言に限る。