煌のあの執念深さと俺も似たり寄ったりだな、なんて小さく笑いながらも澄み切った空を見上げる。
青く輝いている綺麗な空。
それに寄り添いながら浮かぶ二つの小さな雲。
それを照らしている太陽。
俺と彼女が雲になればな、なんて乙女チックな考えをしてみたりもする。
でももしそうなれたなら…。
目を少し細めて雲を見つめたとき、少し大きな風が吹いた。
少し伸びた髪が目にかかり、慌てて払いのける。
そしてもう一度空を見上げれば……寄り添った雲は、少しずつ距離を開けてしまっていた。
彼女は諦めろと言われているようで、自虐的に笑いながらも空から視線を地面に移す。
はぁ、と軽くため息をついたところでソファーに座っている仲間の元へとゆっくりと歩いた。


