あたしこそが最愛最高の姫である







あたしは顔に笑顔を貼り付け蓮から顔をあげる。






一刻も早くあの女をここから追い出し、あの女を潰さなければ。







「……ねぇ?いい加減うるさいんだけど?」






あたしがそう言うだけでシンと静かになる生徒会室。





そのことに少し満足し、更に笑みを深めながら紫苑を見る。





少し離れたところで直が息をのむのが分かった。






あたしがこうやって作り笑いをするときは、ろくなことが起きないからだ。





紫苑と悠斗もあたしの笑みに気づいたのかだんだんと顔が青ざめている。






女は______あたしの笑みに見入っている。






恐ろしいほどの美少女が妖艶に微笑んでいれば女でも普通に見惚れるもんだし。






あたしなら当然。