あたしこそが最愛最高の姫である







何で彼女がここに?




状況を見るからに紫苑と悠斗が無理矢理連れてきたことは分かるんだけど。





二人がわざわざ女をあたしたちのテリトリーに連れ込むなんてそんなバカなことはしない。




てか、部外者が一歩足を踏み入れただけでこの学園から追放されることもある。




そのことに加え激しく抵抗している彼女。




まぁまぁ可愛いだけだった顔が今度はブサイクに変わっちゃってるけど。




奇妙な光景を見ながらいろいろ考えていたとき。






「……どうした?」






低い、直の声がはっきりと聞こえた。




直を見ると、その顔は無表情だけど瞳は怒りで染まっていて。




どうやらそうとうご立腹のようだった。






その声にハッとしたように紫苑は直と向き合う。





「このクソ女が俺らのこと探ってんだよ。今、生徒会室の前に立って何かしようとしてたぜ?」






「……は?」





直は紫苑の言葉に、信じられないというような顔をして彼女をみる。







「キミ、生徒会に興味あったの?」








………あれ?





直…なんか気にするところ少し違う気がする。




普通は何が目的?とか、今なにしようとしたの?とか聞くでしょ?




直ってこんな抜けたバカだったっけ?