「美玲!学校行くぞほらさっさと制服着ろ」 「……わたし、いいや。お留守番してる」 「何言ってんだ。時間ねぇからこれ着て朝食食べろ。な?」 「いーやーだっ」 玲が差し出してくる見慣れない制服にいやいやと首を振る。 「美玲…」 困った顔をする玲に、唇を噛み締めた。 「……美玲、昼は一緒にご飯食べよう。な?家だと一人だぞ?」 優しい声色であたしを諭してくる玲。 「……分かった」 これ以上玲を困らせるわけにはいかなくて、全く行きたくもない学校の制服を玲から受け取った。