あたしこそが最愛最高の姫である








「……美玲、ちゃんと昼食べてるかー?」







ノックをして美玲がいる個室の特別室に入るととてもじゃないが病院食とは思えないような食事がサイドテーブルに置かれていて、美玲はそれに触れた様子はなく髪をいじっていた。








既に冷えてしまっただろう料理を見てそっと拳を握った。









「んー、お腹すいてない」







髪から手を離し、記憶をなくす前とは全く違う真っ黒な瞳を緩めて俺を見た。







綺麗な笑みを浮かべているのにその表情からはまったく明るさが感じられなくて無表情のような冷たさがある。







目なんて、濁り切っている。










「美玲、少しだけでも食べろよ」








ベッドの横に置かれていた椅子に座って食事が乗せられているお盆を膝の上に置いた。