あたしこそが最愛最高の姫である






「へ?」





おかしい。





違う。






何かがやっぱり違う。






「いいから早く」






ドクドクと自分の心臓の音がはっきりと聞こえた。





首に回していた手をほどかれて玲と真正面で向かい合う。







玲は無表情で真面目な顔をしていて。






さらにあたしの焦る気持ちを膨らまさせた。









気を紛らすようににっこりと笑って玲の頬に手を添えようとするけど…。











パシリ、とその手を掴まれてしまった。





その力は強く痛みが走る。





「………玲?」







「早く質問に答えて」






なんなのだろうか。





なんでこんなにザワザワと気持ちがするのだろうか。






「……中学二年生じゃん。だから何?」







一呼吸おいてそう伝えると、玲が勢いよく立ち上がった。







「………これは……美玲、お前……」





くシャリと歪められる綺麗な顔。



なんで、そんな顔するの?




本当に何も分からない。







「も、もう玲クン。さっきから何?」






ジワリと額に汗が伝った。



嫌な予感しか、しない。






「待ってろ絶対動くな。今すぐ医者呼んでくるから大人しくしとけよ?」





ガタリと立ち上がりながら息を継ぐ間もなく言いあげた玲。






「っ、え?」







そしてあたしがなにか言う前に玲は一目散に病室から出て行ってしまった。









それから不安な気持ちで待つあたしのもとに、玲は医者を連れてきた。






その医者から質問をいくつか受け、しばらくして下された診断は……。