女達は我こそが、と幹部たちにアピールし。
ほとんどの男子生徒たちは去ってしまった「生徒会の姫」にそれぞれの思いを馳せていた。
もちろん会長の姿に魅了され、暴走族達の騒ぎなんて視界にこれっぽっちも入っていない女子生徒も数多くいる。
この学園には2つの派閥が存在している。
「生徒会派」と「暴走族派」だ。
男は殆どが生徒会派であるが、一部の男は暴走族に強い憧れ心を持つものもいる。
ちなみにこの学園には50人ほど、騎王関係者がいるが。
幹部ほどの地位はなくとも、次期幹部や、そこそこの強さを持つ騎王の者は大体この学園に通っている。
そして派閥で大きく分かれるのが女子。
「姫を溺愛して姫以外を見ない生徒会」
「来るもの拒まず去るもの追わずの暴走族」
とパックリ割れているのだ。
まぁこの学園は偏差値も高く、真面目な女子生徒が他校と比べ多いいので生徒会の方が人気があるが。
でも殆ど五分五分と言える。


