「________素敵」
「______綺麗…」
美しい堂々としたオーラを放っている美女。
でも真紅のドレスに映える真っ白な肌が、長い睫が顔に作る影が、どこか彼女を儚く見せる。
そしてムンムンと色気を漂わせた、甘いマスクの男。
でもその笑顔にはアブナイ雰囲気が見え隠れしている。
完璧という言葉が似合い、つい視線を奪われてしまう二人。
そんな二人が抱き合い、頬にキスをしている光景は…周りの観衆が言葉を失って見惚れてしまうほど美しかった。
でもそんななか____苦々しげに顔を歪める男がいたのだ。
誰もこの二人を兄妹なんて思わない。
「……男いたのかよ」


