そして______________。
ついに日曜日になってしまった。
玲は松葉づえをつきながら学校にはちゃんと出勤していたけど、あたしは家でサボってた。
でも玲は、今日ちゃんとパーティに出てくれるならと見逃してくれてたけど……。
本当、憂鬱だ。
「じゃ、次これ着て」
脱いだ淡いグリーンのドレスをソファーに腰掛けてる玲に渡し、今度は赤いドレスを受け取る。
今はパーティドレスの試着中。
かなり有名な高級店でVIP対応を受けている。
けれどお着替え人形のようにあれこれ着せられてげっそりだ。
しかも何を着ても、玲は全く同じ反応。
ただ顔を緩めるだけだ。
横に何人か立っている店員さんはべた褒めをしてくれるけど、どんなドレスでも褒めるので参考にも何もならない。
だからかれこれ一時間経過した今でも、ドレスが全く決まっていないのだ。
ため息を吐きながら試着室へと戻る。
そして真っ赤なドレスを身につけていった。


