あー、さすがにやりすぎたかなぁーなんて形ばかりの反省をとりあえず心の中でしながら、人がちらほらいる階段を登る。
すれ違う人ほとんどにガン見されていることはもう気にならない。
自分のせいとはいえ若干玲に腹を立てた。
あそこまで怒る必要ないじゃんか。
……にしても、エレベータってなかったのかな。
玲のこともあり、思いのほか長い階段にもため息をついた。
そして息を切らしながら階段を登り切った。
「…………もう無理」
何度人に抜かされたことか。
はぁ、と息を吐きながらそのまま突っ立つ。
………そう言えばクラスってB組だったよなぁと思いだしていると…。
「邪魔だ」
「は?」
後ろから声をかけられた。
邪魔だ、何て言われて腹が立って思わず振り向いた。
そこには……。
………………あれ。
どこかで見たような、見たことないような男が立っていた。
その男はこの学校の制服を着ていて、しかも顔立ちがとても整っている。
その顔はどこか見覚えがあるような気がしてならない。


