そして次の日…。
玲に起こされて、ご飯を食べて、制服に着替えた。
制服は中学校の時よりも可愛いから、これだけはマシな学校だ。
スカートを折って、ベージュのセーターを羽織る。
「……美玲、スカート短すぎないか?」
途中お父さんみたいに玲にしつこく言われたけど無視。
「あたしの足が惜しげもなく披露されていいでしょ?」
てか中学校の時もこんくらい短かったし。
制服が違うから新鮮に見えてるだけなのに。
玲の小言を聞きながらも一つのことを思いだした。
「玲、ネクタイ結んで!」
この制服はリボンじゃなくてネクタイ着用となっているのだ。
昨日はあらかじめ結ばれていたけど、昨日ネクタイを取るときにぐっちゃぐちゃに解けてしまった。
ネクタイを玲の目の前にかざすと、ため息を吐かれた。
「結び方覚えとけよ」
でもそう言いながら玲はあたしの手からネクタイを奪う。
「ふふふっ」
あたしは笑いながら玲が真剣にネクタイを結んでいる顔を見た。
うん、至近距離で見ると本当かっこいい。
二十何歳とかおじさんじゃんって思うけど、玲は例外だ。
結局ウザくても、しつこくても、カッコよくて優しい玲が大好きなのだ。
「ほら、出来た」
かがんでいた玲が離れようとするので、その首に飛びついた。
「れーーーいっ」
うぐ、なんて声が聞こえたけど無視。
「学校まであるくのヤダから一緒に車乗せてぇー」
「ちょ、首締まってるから!」
あたしの自慢の兄だ。


