あたしこそが最愛最高の姫である











「……美玲。今週こそはパーティーに出てもらうからな」









そう玲は言い残してリビングを去った。









「………行くわけないじゃんバカ」










玲があたしに怒っている理由。









それはあたしが頑なにパーティに出ようとしないから。








パーティというのは、親の仕事関係の友人の誕生日会だったり、何かのお祝い会だったり。










でも今週末にあるパーティは絶対参加しなければならないものらしい。









それをあたしはバッくれようと計画しているけど…。









玲はそんなものお見通しで数日も前からグチグチ言ってくる。









玲は口うるさい姑かっつーの。









やる気れない気持ちととともにソファーへダイブするように寝転がった。












綺麗なドレスや髪形やアクセサリーで自分を着飾って。









品の良い笑顔を浮かべて。








沢山の大人に気を使って。









しかも知り合いなんていないから面白くないパーティ。









ドレスを着るのは別に嫌じゃないけど、パーティのことを考えるだけで憂鬱だ。









玲は玲で難しい会社の話を大人の人とするから横にいてもただ暇なだけだし。








過去のパーティというものに良い思い出なんて一つもなかった。









それに何より一番ウザったいのは、あたしに群がってくる男と女だ。









何かと話の話題を見つけて話しかけてこられる。








そこで拒否なんて出来るわけないから全く面白くもない話に耳を傾けるしかないのだ。










それに女なんて、群がってくる女でも遠くであたしを睨んでいる女にしても…本当ウザったい。










玲も分かっているはずなのに。










何で分かってて参加を強制させられるんだろう。











それに学校のこともそうだ。










玲はあたしに人と触れさせようとする。









学校にあたしがサボらずに毎日行けば友達ってものが出来るのかと思っているのだろうか。











___________いや、出来るわけないでしょう。











そもそもその友達って薄っぺらいもの欲しいとすら思わない。









他人と居る時間が増えてストレスが溜まるだけだ。









ネットでちょっと会話しただけで友達。







初めて会って「友達になろう」が第一発言。










そんな友達もあることを理解したうえで、まだ友達は素敵だよ!なんてほざくやつはただの自己満足だろう。











友達について語ってる自分に酔ってるんだ。










相手の腹の内が真っ白なのか真っ黒なのか、そんなことすら分からない日々で。









自分が嫌われているんじゃないか。相手は何を考えているんだろうか。








笑っていても相手を常に洞察している友達同士。








そんな中で素敵だなんてよく言えるよね、と自分で考えたことに苦笑する。