あたしこそが最愛最高の姫である










「美玲ーーーーー!」








あたしが家のソファーでくつろいでいると、玄関からドタドタと大きな足音を立てて玲がリビングにやってきた。









「お帰りー」









あたしは十時ぐらいに家に帰って来たけど、今は二時過ぎだ。









玲を見ると思いっきり眉間にしわを寄せている。










「あれほど入学式と、クラスのホームルームには出るように言っただろ!」









玲はあたしを怒鳴る。










「入学式には出たし」











「初日からサボるヤツなんて、ヤンキーでも珍しぞ」









あー、もううるさいな。









サボったって、サボらなくったって、何も変わらないのに。










「大丈夫、途中サボってる頭染めてる軍団を何人か見かけたから」











学校に屋上があることを知り、そこへ行ってみようと道を探しているとワイワイと騒いでいるヤンキー何人かを遠目で見かけた。










「いや、そんな問題じゃなくて!とにかく美玲。明日はサボるなよ」









あたしは玲の言葉には答えず、ただ笑顔だけを向けた。









すると玲は諦めたようにあたしから視線を逸らして、ネクタイをほどきスーツを脱いだ。









あぁもう。








最近は玲があーしろ、こーしろうるさくてちょっとウザい。











はぁ、と今日何度目になるか分からないため息を吐いた。












最近、玲はイラついている。











その原因は、あたしだ。