あたしこそが最愛最高の姫である










ある人は99%の冷たさと1%だけの優しさを与えられた。






するとその優しさを深く愛おしんだ。









またある人は99%の優しさと1%の冷たさを与えられた。








すると1%の冷たさを酷く憎んだ。







誰の言葉か忘れたけど、哲学者のこんな言葉があったはず。









……彼女はこれの前者と後者の両方に当てはまっているのではないだろうか。









男から与えられているのはたった1%の優しさだけ。







なのにそれが嬉しくて縋ってしまう。







逆に親から99%もの優しさを与えられているのに、たった1%の冷たさで優しさすら拒否してしまう。








だから親の愛が感じられないのかもしれない。







実桜ちゃんが両親に愛されていたのか、いなかったのか、それは俺には分らない。







でもその愛を気づかないうちに拒絶していたのかもしれない。







愛されているのに愛されていないと悲観になって。








本来の愛を見失う。








とても悲しいことだ。