ふっと空を見上げる。 空は相変わらずの快晴だ。 雲なんて見えない。 綺麗だなぁーなんて、柄にもないことを思う。 ………もうすべてのことに区切りをつけなければ。 そう思い、勢いをつけて立ち上がった。 「和也、起きろ。蒼も席に座れ。……実桜、話がある」 俺は、腐ってもこいつらのリーダーだ。 俺がしっかりしないと、誰がやる。 仲間を自分に出来る精一杯の範囲で守ること。 それが俺の存在意義だ。 もう別に、生徒会に負けたって、全国一じゃなくったって何でもいい。 誰も傷つけさせない。