あたしこそが最愛最高の姫である






「うし、悠斗帰るぞ。このままだとロクな話になんねぇわ」






女顔の手をつかみ、帰るように促すチャラいやつ。







「紫苑、この中世顔すっごい腹立つんだけど。デリカシーってもんがないんじゃない?」






「悠斗、心配しなくても悠斗も毒舌が極まってるから大丈夫だ」






「おいお前ら、勝手に帰ろうとすんなよ。うちの姫さんがなんたらって、どーいうことだ?」






「あ゛?てめぇ黙れ」





「紫苑人のこと言えないじゃんクソ」







「だから俺の質問に答えろって。妊娠とかさ、アバズレとかさ、どっからそんなこと調べたの」









「……アバズレなんて美玲言ってたっけ?」







「あれだな、そこのブスが美玲を怒らせたことが悪いな。てかそもそもお前らがくそブス女を姫なんて美玲と同じ呼び名の位置につけたのが悪いな。結果両成敗」








「………は?」







………グダグダすぎて全く三人が何を言いたいかわからない。