うわ、すっごいイケメンだと思って思わずガン見してしまう。
すると……男と視線が、重なった。
チクタクチクタク……ポーン!って感じの間が開き、少しポカンとしていた男が顔をしかめた。
「………何だよ?」
ガン見したあたしも悪いけど、お前こそなんだよ。
「あ……。いえ、何でも」
やばっと思って急いで顔を逸らし、足早にコンビニに入ろうとしたとき…。
「……は?ちょ、待てよ」
男があたしを追いかけてきた。
「……へ?」
そして腕をがっちりと掴まれる。
慌ててさっきの泣き崩れた女を見ると、そのまま放置されていた。
「あ、あの……?」
思わず眉間にしわが寄ってしまう。
暑いんだけど。
涼しいコンビニが目の前なんだけど。
何だ、この無駄にイケメン男は。
「お前さ、俺の事知らねーの?」
「は?」
思わず男から出てきた言葉に眉間をしかめるどころか、呆気にとられてしまった。
…………この男、有名人?
こんな芸能人、いたっけ。
よく見ればオーラが神々しく輝いている男。


